阪神“投壊”14失点大敗 マテオ&桑原でまさかの8失点

[ 2017年7月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―14広島 ( 2017年7月19日    甲子園 )

8回表1死一塁、新井に勝ち越し適時二塁打を打たれたマテオ
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 幾多の試練を乗り切ってきた猛虎の頼れる男たちが、広島打線に無残にも、打ち砕かれた。

 悪夢の始まりを招いたのはマテオだった。同点の8回に4番手で登板すると、先頭・鈴木の放った弱い投ゴロを捕球できず内野安打。試合の流れを一気に持っていかれた。

 1死後、新井に初球152キロ直球を右中間へ運ばれる適時二塁打で勝ち越し点を献上すると安部にも右前タイムリーを許した。続く会沢に左前打されたところで降板した。後を継いだ左腕・山本も流れを断ち切れず、この回2人でまさかの計8失点。助っ人右腕は「(鈴木の打球処理は焦ったかと聞かれ?)そこは無かった。次に切り替えていきたい」と前を向いたが、中盤まで接戦の試合をぶち壊し、ベンチでは無念の表情でグラウンドを見つめていた。

 思えば、この男が崩れたことも想定外だった。1点リードの6回1死満塁でリリーフした桑原も、広島打線の攻勢にあった。力投した新人・小野のプロ初勝利の権利も背負う重圧の中で、新井にしぶとく同点の中犠飛を許すと、続投した7回は、1死二塁から田中に一時勝ち越しとなる中前適時打。実に5月24日巨人戦以来の失点で連続無失点は19試合でストップした。

 厳しい場面での登板に加えて、イニングまたぎと状況は過酷だったが「失点していることがダメなので…」と言い訳はせず。開幕から安定した投球を続け、今や猛虎に欠かせない右腕は「勝利の方程式」の一員としての自覚をにじませながら、悔しさを露わにした。

 桑原、マテオ2人が同一試合で失点するのは今季32試合目で初めて。結局、今季チームワーストとなる14失点を喫して、広島に力の差を見せつけられた夜になった。 (遠藤 礼)

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