楽天 岸で今季初6連勝!球団史上最多の貯金「28」

[ 2017年7月20日 08:50 ]

パ・リーグ   楽天3―2日本ハム ( 2017年7月19日    札幌D )

8勝目を挙げた楽天・岸
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 ロケットダッシュのごとく、立ち上がりから飛ばした。楽天・岸は初回、先頭・西川を外角低めの145キロ直球で見逃し三振に仕留めると、松本は139キロの内角高めにバットが出なかった。そして中田にはチェンジアップで空を斬らせた。圧巻の3者連続三振だ。

 「直球は見逃し三振が気持ちいい。変化球だったら空振りしてくれたら気持ちいいですね」

 7回を1安打無失点。10奪三振の快投で、防御率を12球団トップの1・95とし、今季8勝目を挙げた。これで12日のソフトバンク戦から「0」を13個並べたことになる。「(数字は)あまり気にしていない。試合をつくれるように、壊さないように意識している。その結果、ゼロに抑えられている」。個人成績に無頓着だが、14年に最高勝率を獲得して以来3年ぶりのタイトルも視界に入る。

 人気漫画「宇宙兄弟」を愛読する。「いいこと言うんですよね」と名言集も購入するほどだ。その中でも、優秀な弟の後を追って宇宙飛行士になった主人公・南波六太の「本気の失敗には価値がある」というフレーズを胸に留めている。漫画を読むリラックスタイムでも、自然と自身を成長させるものを選択する。その向上心が32歳にして野球選手、そして人間としての成長も支えている。

 昨オフ、FA宣言して西武から移籍。優勝請負人としての重圧もあるが、9勝を挙げている則本と並んで、先発の柱となっている。チームは今季最多6連勝で、貯金は日本一に輝いた13年に記録した「27」を上回り、球団史上最多「28」となった。岸も力を込めた。「先発が試合をつくっていれば点を取ってくれる」。当時、対戦相手として「強かった」と振り返る日本一チームも超えたのだ。 (黒野 有仁)

 ▽宇宙兄弟 講談社の雑誌「モーニング」に連載中の人気漫画。作者は小山宙哉氏。兄の南波六太と弟・日々人が少年時代の夢をかなえ宇宙飛行士となり活躍するストーリー。テレビアニメや映画にもなり、12年には実写版で小栗旬と岡田将生が兄弟役として出演した。

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