広島 ついにチーム成績4部門トップ、独走続けば史上最速Vも

[ 2017年7月20日 09:30 ]

強力投手陣の一角、今季6勝負けなしの広島・大瀬良
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 広島が阪神を一気にひっくり返した。チーム防御率だ。19日の直接対決で14―3と大勝。18日時点でリーグ1位の3・24だった阪神のチーム防御率を3・32に落とした。3・31から3・29に上げた広島が1位を奪取。打率、盗塁、本塁打と4部門でトップに立った。セ・リーグ優勝チームとして初めて4部門を制した昨季の再現が見えてきた。

 記録を見ると、実に似ている。目下の成績は54勝30敗2分け。1年前の7月19日は54勝33敗2分けだった。19日の勝利で、2位・阪神とのゲーム差は今季最大タイの9に拡大。1年前は2位の巨人に10差をつけていた。

 周囲のカープ党からは「そろそろマジック出るんじゃないの?」と声が上がる。数字を追えば、7月中にもその可能性がある状況だ。ただ、同様の足取りだった昨季は少し苦労した。優勝へのマジックナンバー点灯は8月24日まで待たなければならなかった。

 7月23日時点で11差があった巨人に猛追を受けた。8月5、6日の直接対決では連敗。ゲーム差は4・5まで縮まった。3タテを食らえば、Vへ黄信号…となりかねない7日の試合。6―7の9回2死から菊池の本塁打で追いつき、新井がサヨナラ打を放った。菊池はスポニチ優勝紙面を飾った田中、丸との対談で「優勝をちょっと感じた試合」と振り返っている。

 今年の追っ手は阪神、DeNA。阪神は5月5〜7日の3連戦で計26得点を挙げて3連勝するなど広島を苦しめてきたが、交流戦明けは広島の4勝1敗だ。むしろチャンスがありそうなのは、チーム本塁打で広島に次ぎ(とはいえば74本で20本差あるが)、空中戦ができるDeNAか――。

 昨年のようなゲーム差接近がなければ、見えてくるのはプロ野球史上最速優勝(2リーグ制後)だ。1位の記録は90年巨人の9月8日。昨季、2日だけ届かなかった広島の「再挑戦」が始まる。(記者コラム・和田 裕司)

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