広島・黒田 日米通算200勝にあと4 日本復帰後、阪神戦は5連勝

[ 2016年4月24日 05:30 ]

<広・神>3回無死、黒田は今成の強烈なライナーを好捕する

セ・リーグ 広島3―2阪神

(4月23日 マツダ)
 負ければ今季初の3連敗で貯金を吐き出す大事な一戦で、広島・黒田が貫禄の投球を見せた。

 試合開始直前に降り始めた雨を気にも留めず、多彩な球種を操り、7回を4安打無失点。援護はわずか1点だったが、「これを守り抜こう」と前日19安打を放った阪神打線を翻ろうした。唯一のピンチだった3回2死一、三塁は低めの速球で大和を見逃し三振。「今持てる力で勝てる投球をした。石原がうまく打者を見ながらリードしてくれる」と女房役を立てることも忘れなかった。

 前回16日の巨人戦(東京ドーム)は6失点で黒星と精彩を欠いたが、きっちり修正。チームを再び3位浮上に導いた。自身は日米通算200勝にあと4勝と迫ったが「それについてはあまり考えていない」とし、お立ち台で「ぜひ明日、皆さんの声援の中で打たせてあげたい」と、新井の2000安打達成を願った。

 ≪阪神戦は得意≫41歳の黒田(広)が7回無失点で今季3勝目。41歳シーズン以上の投手が4月までに3勝は昨年41歳のレイ(楽)が4勝して以来。広島では97年大野が42歳、10年高橋建が41歳でともに3勝しており黒田は3人目。全て先発勝利は大野に次いで19年ぶり2人目だ。阪神戦は通算23勝目(10敗)でカード別では最多。昨年広島復帰後は同カード5勝0敗、防御率2・24と抑え込んでいる。

続きを表示

2016年4月24日のニュース