マー君7回2失点も今季2勝目ならず「点の取られ方がもったいなかった」

[ 2016年4月24日 06:32 ]

レイズ戦に先発したヤンキースの田中

ア・リーグ ヤンキース3―2レイズ

(4月23日 ニューヨーク)
 ヤンキース・田中将大投手は23日(日本時間24日)のレイズ戦に先発し、7回5安打2失点で勝敗はつかなかった。岩隈との投げ合いを制した前回17日のマリナーズ戦に続き、2試合連続でハイ・クオリティー・スタート(先発して7回以上を自責点2以内)を果たしたが、味方の援護が遅かった。試合は9回2死からガードナーにサヨナラ本塁打が飛び出し、チームは3―2で勝利した。

 「7回2失点で全体的に見れば良かったと思いますが、点の取られ方が凄くもったいなかったなと思います」。4回2死三塁で4番ディッカーソンを0ボール2ストライクと追い込みながら、外角高めの95マイル(約153キロ)を左越え適時二塁打とされた。球速は今季最速を計時したが「高かったので、打球が上がってしまった」。5回1死では8番キーアマイヤーに0ボール1ストライクからカットボールを投げ損ない、右翼ポール直撃のソロを許した。「ピッチャー完全優位のカウントだったり、完全な投げ損ないだったり、もったいなかった」と反省した。

 2回まで打者6人をパーフェクトに封じる最高の立ち上がりだったが、状態は決して良くはなかったという。「抑えても自分がいいわけじゃない。相手の打ち損じもたくさんあった。そこは勘違いしないように、と思っていた」。そんな中でリズムに乗り、しっかりと試合をつくり勝利へ貢献し「チームが勝った、それは良かったと言えますね」とも。次回は中5日で29日(同30日)の敵地でのレッドソックス戦に先発予定。「またこの登板間、いい調整をしたいと思います」とさらに高いレベルを求めていた。

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