阪神 また黒田アレルギー…広島復帰後8戦7敗1分け

[ 2016年4月24日 05:30 ]

<広・神>7回2死二塁、“黒田キラー”の今成は右飛に倒れガックリ

セ・リーグ 阪神2―3広島

(4月23日 マツダ)
 阪神は23日、広島戦(マツダ)に敗れ4位に後退した。相手先発・黒田の前に7回無得点に封じられ、金本知憲監督(48)も「工夫が見られなかった」と表情を曇らせた。黒田が広島に復帰した昨季から8度対戦し一度も黒星を付けられず5勝を献上。チームも未勝利(7敗1分け)で、31回1/3も適時打が打てていない。

 ともに今季最多となった19安打12得点の前夜の猛攻がウソのように猛虎打線は沈黙した。140キロ台中盤の直球に加え、シュート、スライダー、フォークなど多彩な変化球をコースに散りばめた百戦錬磨の黒田の前に7回までゼロ行進で7回途中1失点と力投した岩貞を援護することはできなかった。試合後の金本監督も、精彩を欠いた攻撃陣に表情を曇らせた。

 「(黒田は)まあ調子よかったね、きょうは。真っ直ぐに差し込まれ、動かす球に翻弄(ほんろう)されたという感じかな。まあ、ちょっと工夫は見られなかったけど。良い投手は、そんなになかなか打てないけど、いつも言うように工夫。何かを変えないと。いつものように同じでは(いけない)ね。投手が違うんだから、同じようにいったのではダメだしね」

 確かに、この日の黒田の投球は良かった。だからと言って「ハイそうですか」では、話にならない。4回の江越、6回の大和がともに9球を投げさせるなど食らいつく姿勢を見せ3、6、7回と3度、得点圏に走者も進めた。

 だが、あと一本が出なかった。3回2死一、三塁では大和が見逃し三振。6回1死二塁では大和の投ゴロに二塁走者の高山が飛び出して好機を逸した。そして7回2死二塁では昨季の対戦打率・364(11打数4安打)と黒田を得意にしていた今成が右飛に倒れた。前回対戦した9日に江越が4回無死一塁から2ランを放ったものの、気がつけば黒田相手に適時打を放ったのは、昨年8月4日の2回に鶴岡が記録した中前への2点打が最後。実に31回1/3もタイムリーが欠乏している。

 この日の敗戦で、昨季から黒田が登板した試合は8戦未勝利(7敗1分け)となった。「去年は俺は知らんからね。それ(黒田登板試合のチーム対戦成績は)はどうやろ。途中で(黒田も)代わっているわけやから。それは別に、どうこう関係ない」。指揮官が言う通り、全試合で黒田が勝利投手になっているわけではない。

 昨季と今季では阪神打線の顔ぶれも変わっており負のデータを、ことさら意識する必要はない。ただ、広島復帰後の黒田に一度も勝てていないのも事実。苦手意識が芽生える前に、打ち砕く必要がある。「(対策は)ここでは言えないわ」と指揮官。敵の主力投手を攻略しない限り、頂点は見えてこない。(惟任 貴信)

 ▼阪神・岩貞(7回途中まで1失点も今季初黒星。開幕から3戦続けていた2桁奪三振は途切れる)調子自体はそんなに良くなかったけど、今日の収穫は、そういう状況でも試合をつくれたこと。

 ≪31イニング1/3タイムリーなし≫阪神は黒田(広)の前に、7イニングで1点も奪えず。今季は9日に江越の本塁打で挙げた2点はあるが、適時打は昨年8月4日の2回に今成と鶴岡が放って以降、31イニング1/3も生まれていない。黒田は昨年の広島復帰後は阪神戦8試合5勝0敗、防御率2.24。通算ではカード別最多の23勝目(10敗)となった。

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