立大・沢田圭 多田野以来20勝 最速139キロも粘り見せ完投

[ 2016年4月24日 05:30 ]

<早大・立大>1失点完投勝利を挙げた立大・沢田圭

東京六大学野球第3週第1日 立大4―1早大

(4月23日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、立大の149キロ右腕・沢田圭佑主将(4年)が早大戦で8安打1失点完投し、現役最多を更新するリーグ通算20勝目を挙げた。立大では02年多田野数人以来14年ぶり11人目。明大はエース・柳裕也主将(4年)が8回16奪三振と好投したが、慶大と延長12回の末、1―1で引き分けた。

 立大・沢田圭が持ち前の粘り強さで節目の勝利を飾った。中3日の先発で最速は139キロだったが「自分らしく粘り強く投げられた」。3点リードの9回無死満塁のピンチでは直球にカーブ、スライダーを交えて後続を断って追加点を許さず、1失点完投。「直球で空振りを取れたので後半は揺さぶっていけた」と納得顔だった。藤浪(現阪神)らとともに大阪桐蔭で12年春夏甲子園優勝を経験したが、大学では1年春は1勝止まり。「30勝すれば凄い投手と聞いた。でも無理やなと思った」とくじけそうになりながらも、リーグ現役最多勝を更新する20勝目。それでも「まだ一度も優勝してない。ここから巻き返す」とエースの責任感をにじませた。

 ▼立大・田中和(両打ちで、6回に右打席で初の中越え1号ソロ)調子は良かった。左右どちらでもホームランを狙える選手になりたい。

 ▼早大・大竹(熊本出身。6回途中4失点で敗戦投手となり涙)全体的に球が高かった。(熊本地震で)家族は無事だったけど避難している友人もいる。きょうは絶対に勝ちたかったのだが…。 

続きを表示

2016年4月24日のニュース