大谷翔平 大量点呼んだ「らしさ」全開バント 勝つために「代表の勝利より優先する自分のプライドはない」

[ 2023年3月16日 23:48 ]

WBC準々決勝   日本9-3イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>3回、セーフティバントを決める大谷(撮影・尾崎 有希)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、準々決勝が行われ、日本が9-3でイタリアを下して準決勝進出を決めた。大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・投手兼DH」で先発。投げては5回途中2失点で勝利投手、打っては3回、一挙4点の口火を切る意表を突いたセーフティーバント安打を決め、米国行き切符に導いた。

 試合後、会見に出席した大谷は3回のセーフティーバントについて、「極端な守備シフトだったので、理想はもうちょっと強めに。一、二塁を作る。結果的に一、三塁に。狙いとしては良かったと思います。あのシチュエーションも無理に正面で引っ張った打球がゲッツーになるっていうのが一番最悪なので。リスクを回避しながら、ハイリターンが臨めるチョイスをしたつもり。結果的にビッグイニングを作れたのは良かったんじゃないかとは思います」と振り返った。さらに、「ヒッティングにするプライドというか、そのようなものはなかった。代表の勝利より優先する自分のプライドはなかったということです」とチームの勝利だけを見つめての選択だったことを明かした。

 米国での準決勝に向けて、「今日みたいに一戦一戦大事になってきますし、一回一回の攻撃やピッチングが大事になってくる。最終的に1点多くとればそれでいいという気持ちで全員で頑張りたい」と意気込んだ。

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