吉田正尚 待望の侍初アーチ&好守で4番デビュー戦快勝「ホッとしています」

[ 2023年3月17日 00:18 ]

WBC準々決勝   日本9-3イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>4回、マストロボニの左飛を捕球する吉田(撮影・島崎忠彦)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、東京ドームで準々決勝が行われ、日本がイタリアを9-3で下した。これで、米国時間20日(日本時間21日)に行われる準決勝に駒を進めた。

 1次ラウンドで大谷と並び8打点を挙げた打線のキーマン・吉田正尚外野手(29=レッドソックス)はこの日は村上に代わり「4番・左翼」でスタメン出場。7-2で迎えた7回の第4打席で、ついに侍ジャパンでの初本塁打を記録した。

 イタリアの左腕・マルシアノのスライダーを右翼席へ運ぶ豪快弾。試合のダメを押すような一発に、スタンドから割れんばかりの大歓声が巻き起こり、「追い込まれていて、最後は変化球が少し甘く入ってきて、それをしっかり打ち返すことができてよかった」と胸をなでおろした。

 負けたら終わりの一戦を振り返った吉田は「ホッとしています」と第一声。4番での出場に関しては「栗山監督とはちょこちょこコミュニケーションを取っていますし、どうなるか分からないという話だったので」と、4番の心構えも持ちつつ準備をしていたと明かした。

 4回にはフェンスにぶつかりながらもボールを離さない好守も披露し「何とか捕れてホッとしています」とニッコリ。準決勝に向けては「(次は)マイアミ。ラテン系の雰囲気で球場も変わると思いますが、試合に勝つことが一番なので、あと2試合しっかり、優勝目指して頑張りたいです」と抱負を口にしていた。

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