大谷翔平 準決勝進出導いた!気迫の71球、絶叫熱投で勝利投手 セーフティーも さあ米国へ!

[ 2023年3月16日 22:31 ]

WBC準々決勝   日本9-3イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>1次ラウンドMVPに選出された大谷(撮影・島崎忠彦)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、準々決勝が行われ、日本が9-3でイタリアを下して準決勝進出を決めた。大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・投手兼DH」で先発。投げては5回途中2失点で勝利投手、打っては3回、一挙4点の口火を切る意表を突いたセーフティーバント安打を決め、米国行き切符に導いた。

 投げては初回から「オリャー!」と吠えまくり、闘志全開。2回には5番・パスクアンティノに対し、164キロで空振り三振に仕留めるなど無失点に抑えた。164キロを計測した1球はデータ解析システム「スタットキャスト」で102・0マイル(約164・1キロ)を記録。渡米後最速をマークし、5回途中2失点と踏ん張った。準々決勝から増えた球数制限80球にあと8球と迫る気迫の71球を投じた。

 打っては初回の第1打席は遊直、3回の第2打席では、内野手3人を一、二塁間に配した「大谷シフト」の裏をかく三塁側へのセーフティーバント安打。一挙4得点につなげた。5回先頭で迎えた第3打席は四球を選びチャンスメークし、村上、岡本の連続二塁打で3得点と打線に流れを呼んだ。第4打席は遊ゴロ、第5打席は空振り三振だった。

 試合後、1次ラウンドB組MVP選出の表彰が行われ、大谷は記念のプレートを贈られた。

 WBC初出場の大谷は、4連勝で1位突破を決めた1次ラウンドB組でMVPに選出された。投手ではチームの初陣だった9日の中国戦に先発して4回1安打無失点、5奪三振で勝利投手になり、打者では全4試合で打率・500(12打数6安打)、1本塁打、8打点。「チャンスで打席が回ってきていることに尽きる。下位打線や1、2番が一番重要な働きだった」と謙虚に語ったが、誰もが認める活躍を見せた。

 ◇侍ジャパン・WBCの軌跡◇
<1次ラウンド>
第1戦 8-1 中国
第2戦 13-4 韓国
第3戦 10-2 チェコ
第4戦 7-1 オーストラリア

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