世界一へあと2勝――日本の準決勝の相手は? メキシコとプエルトリコを分析

[ 2023年3月16日 22:40 ]

WBC準々決勝   日本9-3イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

カナダ戦に勝利して喜ぶメキシコ代表。中央はヒル監督(AP)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、東京ドームで準々決勝が行われ、日本がイタリアを9-3で下した。これで、米国時間20日(日本時間21日)に行われる準決勝に駒を進めた。

 日本は20日(日本時間21日)の準決勝(米国・マイアミ)に進出。C組1位・メキシコとD組2位・プエルトリコによる準々決勝の勝者と対戦する。

 メキシコは1次ラウンドで優勝候補の米国を破る金星を挙げて勢いに乗る。

 メジャーを中心に米国でプレーする選手は26人。先発陣は昨季ドジャースで17勝を挙げ、ナ・リーグの最優秀防御率(2・16)に輝いた左腕、J・ウリアスを中心にアストロズで13勝のH・ウルキーディ、メッツで13勝のT・ウォーカーら強力だ。

 打撃陣はかつてオリックスに所属し、米国戦では2本塁打を放ったJ・メネセス、昨季ブリュワーズで35本塁打のR・テレスらを中心に1次ラウンド4試合で27得点した。

 プエルトリコは日本にとって13年大会の準決勝で敗れ、3連覇を阻止された因縁の相手。2大会連続準優勝とWBCの戦い方も心得ている。

 投手陣は昨季ブルージェイズで12勝の右腕、J・ベリオス、前回米国代表として初優勝に貢献して大会MVPにも輝いたM・ストローマンら盤石。ただ、ドミニカ共和国戦でメッツで32セーブの絶対的守護神・ディアスが右膝を負傷するアクシデントに見舞われたことがどう影響するか。

 打撃陣はメッツで26本塁打のリンドアが両打ちの切り込み隊長。今大会の打率・467で、得点圏打率・750と勝負強い。メジャー通算125盗塁の足にも警戒が必要だ。ロイヤルズで18本塁打のMJ・メレンデスも一発の強さを持っている。今大会は不振だが、DeNAのN・ソトも控えており、日本にとっては怖い存在だ。

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