技ありアーチに5打点の侍・岡本和 村上と2人で活躍に「うれしかった。僕ら2人は打っていなかったので」

[ 2023年3月17日 00:46 ]

WBC準々決勝   日本9-3イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>3回、3ランを放ち大谷(左)、村上(右)に迎えられる岡本和(撮影・島崎忠彦)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝が16日、東京ドームで行われ、日本が9-3でイタリアに勝利して5大会連続の4強を決めた。「6番・一塁」で先発出場した岡本和真内野手(26=巨人)が3点本塁打を含む2打数2安打2四球5打点の活躍を見せた。

 今大会17打席目だった1-0の3回2死一、二塁で体勢を崩されながらも、最後は左手一本で左翼席スタンドに運ぶ3点本塁打を放った。さらに続く5回無死二、三塁となった第3打席では初球を右中間2点二塁打で侍ジャパン最多タイとなる5打点目をあげて勝利に貢献した。

 試合後のヒーローインタビューでは「最高です」のコメントだけで終わった岡本和だが、囲み取材では「何とか勝ってアメリカに行きたかったので、打ててよかったです。皆さんがつないで、つないで勝った試合」と話し、自身の改善点については「緊張感がある中で、どうしても体が止まっていたので、きょうは動きながら打ちにいこうと意識していた」と説明した。

 ここまで2安打のみだった自身については「焦りはなかった。自分のやるべきことをやろうと。皆さんがえげつないので」と心中を明かした。一方で、不発だった村上も初適時打とトンネル脱出したことには「うれしかったですよ。僕ら2人は打っていなかったので」と仲間の活躍にもニッコリ。準決勝以降も継続して、つなぐ意識を持つことなどを語っていた。

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2023年3月16日のニュース