大谷翔平 場内騒然!シフトの裏かき、快足飛ばしてセーフティーバント成功! 一挙4得点につなげる

[ 2023年3月16日 20:03 ]

WBC準々決勝   日本-イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>3回、大谷バントヒット (撮影・白鳥 佳樹)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、準々決勝・イタリア戦が行われた。大谷翔平投手(28=エンゼルス)は「3番・投手兼DH」で先発。3回の第2打席で三塁線へセーフティバントを決めた。

 初回の第1打席は遊直。3回、1死一塁。一、二塁間に内野手3人を配する「大谷シフト」の裏をかき、三塁線へセーフティーバント。快足を飛ばして内野安打として一、三塁とチャンスを拡大すると、続く吉田正が遊ゴロの間に三走・近藤が生還。先制点をもぎとり、さらに岡本の左越え3ランも飛び出して一挙4得点を生んだ。

 大谷はメジャーでも打席でセーフティーを仕掛けることがあり、昨年8月13日(日本時間14日)に本拠地エンゼルスタジアムで行われたツインズ戦でも初回にセーフティーを試みていた。

 WBC初出場の大谷は、4連勝で1位突破を決めた1次ラウンドB組でMVPに選出された。投手ではチームの初陣だった9日の中国戦に先発して4回1安打無失点、5奪三振で勝利投手になり、打者では全4試合で打率・500(12打数6安打)、1本塁打、8打点。「チャンスで打席が回ってきていることに尽きる。下位打線や1、2番が一番重要な働きだった」と謙虚に語ったが、誰もが認める活躍を見せている。

 負ければ終わりの一発勝負。イタリアとはWBC初対戦となった。前日会見では、ロペス、パスクアンティノらメジャーリーガー8人がそろう相手に「かなり厳しい戦いになる」と警戒を強めていた。エンゼルスの同僚で仲の良いDa・フレッチャーが「大谷を打てる」と発言したことについては「お互いやってみれば分かる。僕は彼の打撃を見ているし、フレッチ(フレッチャー)も後ろで僕の投球を見ている。個人的にも楽しみ」と不敵に笑っていた。

 ◇侍ジャパン・WBCの軌跡◇
<1次ラウンド>
第1戦 8-1 中国
第2戦 13-4 韓国
第3戦 10-2 チェコ
第4戦 7-1 オーストラリア

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