中日ドラ7・福永 1号が逆転3ラン 二遊間争い名乗り 立浪監督「(開幕スタメン)チャンスある」

[ 2023年3月16日 05:00 ]

オープン戦   中日8―7広島 ( 2023年3月15日    バンテリン )

<中・広>8回、福永(中)は逆転3ランを放ち、ナインとハイタッチ(撮影・椎名 航)
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 立浪竜の“ルーキーズ”の「第3の男」が猛アピールだ。5―7で迎えた8回1死一、二塁、ドラフト7位の福永(日本新薬)が天理(奈良)の後輩・森浦の内角直球を強振。一直線に伸びた打球は広いバンテリンドームの左翼席で跳ねた。オープン戦1号が決勝の逆転3ランとなった。

 「長打力は持ち味なんで、チャンスで出せて良かった。投手が後輩だったんで楽しんで打席に入りました」

 2戦連続で「9番・遊撃」で先発。今春キャンプでは同じ新人の6位・田中(亜大)、2位・村松(明大)が「開幕二塁」の座を争ってきたが、その2人がコンディション不良で戦列を離れている間に頭角を現した。経験の浅い遊撃守備でも安定した送球を見せるなど無難にプレー。立浪監督も「十分(開幕スタメンの)チャンスはありますね。(田中らとの使い分けは)いろいろ考えないと」とうれしい悩みを明かした。

 大学、社会人を経て26歳で夢のプロ入り。「オールドルーキーと言われますが、まだまだ伸びていきたい」と落ち着いた口調で先を見据えた。(山添 晴治)

 ◇福永 裕基(ふくなが・ひろき)1996年9月16日生まれ、滋賀県出身の26歳。天理では1年秋からベンチ入り。甲子園経験なし。専大では4年時に主将を務め、日本新薬では20年の都市対抗で2本塁打して4強入りに貢献。22年ドラフト会議では全体で最後の69番目、中日7位で指名された。1メートル80、85キロ。右投げ右打ち。

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2023年3月16日のニュース