仕事人だ阪神・糸原 「しぶとくいい1点」7回適時打&10球粘って四球もゲット

[ 2023年3月16日 05:15 ]

オープン戦   阪神2―0DeNA ( 2023年3月15日    横浜 )

<D・神>7回、適時打を放った糸原(撮影・岸 良祐) 
Photo By スポニチ

 役割を全うする働きで、阪神・糸原が存在感を示した。「7番・DH」で出場すると、見せ場をつくったのは1点リードで迎えた7回の第4打席。直前に無死一、二塁で板山が遊ゴロ併殺に倒れた直後、2死三塁から中川の151キロ直球を中前に運ぶ適時打を放った。

 「(前の打者の)ゲッツーで嫌な雰囲気だったので。しぶとくいい1点を取れて良かったです。1対0と2対0では全然違う」

 6回の第3打席でも先頭打者として中前に快打を飛ばして出塁するなど、打撃の状態は確実に上がってきている。そして、試合後に収穫を強調したのは、4回1死の第2打席に粘って10球目で選んだ四球。「今日はいい四球も取れたんで」と手応えをにじませた。

 開幕は代打で迎えることが濃厚。期待されるのは、この日のような勝負どころでの一本だ。「オープン戦もあと8試合ですかね。開幕へ向けて自分の状態を上げていくだけなんで」。帰りのバスに乗り込む前、仕事人はグッと視線を上げた。(遠藤 礼)

続きを表示

2023年3月16日のニュース