【侍ジャパン・ライブ解説】牧田和久氏 完全なホームから雰囲気は一気に変わる米国での戦い

[ 2023年3月16日 23:05 ]

WBC準々決勝   日本-イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

WBC準々決勝<日本・イタリア>試合後、Da・フレッチャーとあいさつする大谷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ウェブサイト「スポニチアネックス」では「侍ジャパン・ライブ解説」と題し、リアルタイムで解説します。WBCの1次ラウンドB組を1位突破し、いよいよ一発勝負となる準々決勝のイタリア戦。西武や楽天などで活躍し、WBCでは13、17年大会で守護神を務めたサブマリン・牧田和久氏(38)が、先発した大谷翔平投手の投球などを徹底分析します。

 終わってみれば点差は広がりましたが、やはり中盤までは一発勝負の緊張感が続いていた。その中でも、日本らしいプレーも多く見られたし、良い状態でアメリカに行くことができると思う。

 自分も13年、17年のWBCで準決勝の舞台を経験しているが、これまでの東京ドームでの完全なホームから雰囲気は一気に変わる。相手も、これまでよりもさらに強くなり、緊迫した展開になると思う。勝利への鍵は、いかに普段のプレーができるか。大谷選手、ヌートバー選手ら、メジャーリーガーの存在は、より大きく感じることになると思う。

 準決勝まで、少し時間が空くので、各自が時差への対応も含めてしっかりと調整してほしい。マイアミは日本のように湿気もあるが、やはりボールの感触が変わった、と感じる選手も出てくるかもしれない。各投手は微調整してほしい。

 日本のファンが願っているのは、2009年の第2回大会以来、14年ぶりの世界一。大谷選手も打者に専念できることで、より打線が活発になることも期待できる。あと2勝。自分たちが届かなかった頂点に、日の丸を掲げてほしい。

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