イタリア一塁手「勝ちたい。私たちがマイアミに進む」日本戦へ意気込み 大谷対策は「攻めを教えて」

[ 2023年3月16日 16:57 ]

WBC準々決勝   イタリア-日本 ( 2023年3月16日    東京D )

15日の練習で円陣を組むイタリア代表
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝、日本-イタリア戦が16日、東京ドームで行われる。試合に先立って公式会見が行われ、イタリアのビンセント・パスクアンティノが「勝ちたい」と日本戦へ意気込みを口にした。

 1次ラウンドA組では不動の一塁手として全4試合に出場したパスクアンティノは現在の心境について「非常にシンプル。勝ちたい。そして私たちがマイアミに進みます」と日本に勝利し、準決勝の地、米国・マイアミに行くと宣言。A組では強豪、オランダやキューバを破って1次ラウンドを突破。「期待をされていないチームはプレッシャーがない分、気楽に戦えていた。(周囲はイタリアの突破を)予想していなかったと思うが、私たちは信じていた。予想や評価が低くてもそんなことは関係ない。自分たちを信じてプレーすれば良い。それを信じてここまでたどりついた」と胸を張り「我々の挑戦が途切れることのないようなプレーをしたい」と自分たちの夢にはまだ続きがあると力説した。

 また、この日先発予定の大谷対策について問われると「大谷は私たちにどういう攻めをするか教えてくれますか?」と会見場を和ませ「世界一の投手と対戦することはとても楽しみにしている」と対戦を待ち望んだ。

 サッカーが盛んな欧州で野球の人気はまだ低い。イタリア系アメリカ人として国を代表することに「国際的な大きな大会に自分が選ばれることを知ったらノーという選択肢はない。イタリア系のアメリカ人だが、自分をつかさどる先祖の代表としてこのステージに参加できること、これは日本代表の選手も同じだと思う」と自負。「イタリアの国内最大級のネットワーク、スカイスポーツで中継されると聞いた。選手はみんな驚き、興奮した。準決勝、決勝もこのような光景が続くとすると非常に興奮する」とチェコ同様、自国、欧州での野球人気確立も願った。

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