栗山監督 準決勝以降組み合わせ急きょ変更も 「何があっても、微動だにせず、今日の試合勝つことだけ」

[ 2023年3月16日 17:46 ]

WBC準々決勝   日本-イタリア ( 2023年3月16日    東京D )

会見に臨む栗山監督(撮影・光山 貴大)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は16日、午後7時から東京ドームで準々決勝・日本-イタリアが行われる。試合前に栗山英樹監督(61)が会見に出席した。

 準決勝以降の組み合わせで日本の相手が急きょ変更になったことについて、「ちょっと今は…ごめんなさい。そこではなく、今日の試合をどうやって勝つかということしか頭の中にない。とにかく何があっても、微動だにせず、今日の試合勝つことだけ考えようと思って来た。今はそれしか頭にないです」と述べるにとどめた。

 大会主催者はこの日、緊急会見を行い、準決勝以降の組み合わせについて説明を行った。MLBのチーフオペレーション兼ストラテジーオフィサーのクリス・マリナック氏は「いつの状況か把握していないが、違った情報で、日本とアメリカと、どのような勝ち上がりでも戦うというのは誤りだった。アメリカがCの1位になったときは、日本と戦う可能性はあった。だがアメリカが2位となったため、日本と戦う可能性はなくなった」と説明。「メキシコとプエルトリコの勝者が、日本対イタリアの勝者と戦う。決勝は変更なし。日本のプールに関する日程は変更しません。ベネズエラ、アメリカのプールが流動的だった」と補足した。

 1次ラウンドC組は、メキシコ1位、米国2位で日程を終了。それに伴い、大会公式サイトが更新され、準々決勝の組み合わせが示された。米国はD組1位のベネズエラと対戦し、その勝者は、すでに4強入りを決めたキューバと準決勝で対戦する。大会前は日本、米国とも、1次ラウンドの順位にかかわらず、準決勝に進めば米国時間20日(日本時間21日)に対戦するという注釈があったが、その注釈はなくなっていた。

 日本が準決勝に進出した場合、対戦するのは、米国時間20日(日本時間21日)にC組1位のメキシコと、D組2位のプエルトリコの勝者との対戦となる。メキシコは、初戦のコロンビア戦に敗れたが、米国を撃破するなど、その後は3連勝した。2大会連続準優勝のプエルトリコは、ドミニカ共和国との大一番を制し、勝ち進んでいる。

 大リーグのスター選手で構成される米国とは、決勝まで進まないと当たらないことが決まった。

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2023年3月16日のニュース