ロッテ・安田「#そろそろ打てや弾」盟友・村上にエール フォーム修正しOP戦22打席目やっと

[ 2023年3月16日 05:30 ]

オープン戦   ロッテ4-3ヤクルト ( 2023年3月15日    神宮 )

<ヤ・ロ>4回、3ランを放ちベンチに迎えられる安田(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・安田尚憲内野手(23)がヤクルト戦の4回、オープン戦22打席目で1号アーチとなる逆転3ランを放った。試合前まで19打数2安打の打率・105と不振。同学年で侍ジャパンの村上もWBC1次ラウンドで14打数2安打の打率・143、20打席ノーアーチと不振だが、4番打者の活躍を願う盟友がエール弾を放った。

 安田は苦しんでいた。侍ジャパンの4番を打つ、同学年のライバルと同じように。4回無死一、二塁。初球の直球を積極的に叩いた。オープン戦22打席目で待望の1号アーチは逆転3ランとなって右中間席に飛び込んだ。

 「一本出て良かった。練習から良かったし、この感じで引き続きできるように」。フォーム修正が即、結果につながった。試合前に監督代行の福浦ヘッドコーチに勧められ、昨シーズン終盤の好調だった頃の映像をチェック。踏み出す右足の膝を内側に入れるようにし、右足は爪先から地面につく元の形に戻した。体重移動などが改善され、福浦コーチも「昨日とは全くの別人」と喜んだ。

 日本中が沸くWBC。安田もテレビ観戦を欠かさない。視線の先にいる侍ジャパンの4番・村上と日本ハム・清宮、そして自身は高校時代に「BIG3」と称された。その村上はここまで1次ラウンド4試合、20打席ノーアーチ。安田は「エールなんて…。(自分は)そんなレベルの選手じゃないんで」と謙虚に話したが「日の丸を背負って戦っている姿はかっこいい。純粋なファンの気持ちで日本代表を応援している」と心から活躍を祈っている。

 村上は自身のインスタグラムで「#そろそろ打てや村上って言ってください」と自虐的に投稿。高校時代からライバルで競い合った安田は22打席目に一発を打った。ならば…。「この2、3週間、ずっと苦しんだ。この一本でいい方に変わっていけるように」。この安田のコメント、ぜひ準々決勝の試合後に村上の口から聞きたい。(鈴木 勝巳)

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2023年3月16日のニュース