サントリー・松島、福岡に毒舌エール パナ戦不在に「助かります」

[ 2020年1月19日 05:30 ]

ラグビー トップリーグ第2節   サントリー22―10NTTコム ( 2020年1月18日    秩父宮 )

<サントリー・NTTコム>後半、突進する松島(右から3人目)=撮影・小海途 良幹
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 “Wフェラーリ”の一翼、サントリーのFB松島幸太朗(26)が福岡に毒舌エールを送った。NTTコム戦にフル出場し、22―10で今季初勝利。7人制へ再転向する福岡について問われると「パナソニックとは(福岡が)いない時にやるので、その分、助かります」とニヤリだ。4月18日に予定されていた直接対決は流れたが、要注意人物不在により勝利が近づいたことを喜んでみせた。

 この日も存在感は際だった。前半終了間際にリーが挙げたトライの起点になり、15―10の後半19分には自陣中央から快足で一気にラインブレーク。約40メートルの独走で敵陣を切り裂くと、サントリーは密集からパスワークで右へ展開した。中鶴がトライを決め、相手は消沈。自らのトライはなくとも、松島は「FBとしてラインブレークを心掛けている。うまく前を向けて、冷静に判断できた」と涼しい顔だった。

 史上初の8強に進出したW杯日本大会で松島、福岡の快足ウイングコンビはWフェラーリと評された。2人だけで計9トライ45得点を量産。東京五輪での再結成の可能性について松島は「(福岡が)“来いよ”と言ってくれているが、自分の中で何を優先するか。今のところは微妙かな」と明かす。欧州リーグ挑戦も視野に入れるだけに、今後も15人制に専念する見通しだ。

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