伊藤美誠 史上初の3年連続3冠逃す 敗戦にぼう然、涙目「早田選手が上回っていた」「優勝以外は負け」

[ 2020年1月19日 11:09 ]

卓球全日本選手権最終日 ( 2020年1月19日    大阪市・丸善インテックアリーナ大阪 )

<全日本卓球選手権 女子シングルス準決勝>3年連続の三冠を逃し、ぼう然と引き揚げる伊藤美誠(撮影・北條 貴史)
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 女子シングルス準決勝が行われ、史上初の3年連続3冠に王手をかけていた東京五輪代表の伊藤美誠(19=スターツ)が早田ひな(19=日本生命)に3―4で敗れた。9―11、7―11、11―6、11―9、10―12、11―4、7―11。

 前日にダブルスで2連覇を達成した“みまひな対決”は、ひなに軍配が上がった。序盤から早田のペース。2ゲームを連取され、第3、4ゲームは奪うも、第5ゲームを接戦で落としてしまう。第6ゲームは立ち上がりの5連続得点で勢い付いて11―4と圧倒したが、最終ゲームは一進一退の展開の末に競り負けた。

 伊藤は「非常に悔しい。早田選手が上回っていた。いいボールが沢山入ってきた。逆によくここまで戦えた」と涙目で勝者を称えた。また「優勝以外は負け。負けて良かったとは思わないけど、負けたからこそ頑張れる。1ゲーム目は楽しくなかったけど、2―2になってからは私自身しっかり考えられて楽しかった。0―4で終わらなくて良かった」と試合を振り返り、「(勝ち続ける難しさは)目の前の一戦で出し切ろうと考えているので、そこまで感じなかった。次の試合で勝つことが五輪につながる」と前を向いた。

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