クーチャー優勝、木下稜介6位で全英オープン出場権獲得 シンガポールOP

[ 2020年1月19日 16:57 ]

優勝トロフィーを持ち上げて笑顔のマット・クーチャー
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 男子ゴルフの日本ツアー今季開幕戦でアジアンツアー共同開催のSMBCシンガポールオープン(賞金総額1億711万円、優勝賞金1927万9800円)は19日、シンガポールのセントーサGCセラポンC(7397ヤード、パー71)で最終の第4ラウンドを行った。

 通算17アンダーの首位でスタートした2016年リオ五輪銅メダルのマット・クーチャー(41=米国)が7番パー5(587ヤード)で空振りあり、OBありの「8」を叩く大トラブルに見舞われながらも4バーディー、1トリプルボギーの70とスコアをまとめ、通算18アンダーで日本ツアー、アジア・ツアーともに初優勝を飾った。

 首位に6打差の6位からスタートしたリオ五輪銀メダルのジャスティン・ローズ(39=英国)が7バーディー、3ボギーの67をマークし、通算15アンダーの2位。大会連覇を目指したタイのジャズ・ジェーンワタナノンド(24)は一時、首位に並んだが、後半のインで36と失速し、通算14アンダーの3位に終わった。
 
 通算7アンダーの8位からスタートした木下稜介(28=ハートランド)が上がりの連続バーディーを含む4バーディー、ノーボギーの67で回り、通算11アンダーの6位と大健闘。有資格者5人を除く上位4人に与えられる全英オープンの出場権を獲得した。全英オープンが開幕する7月16日は自身の29回目の誕生日。「いい誕生日プレゼントができました」と会心の笑顔を見せた。

 その他の日本勢では大槻智春(29=真清創設)と星野陸也(23=フリー)が通算8アンダーの11位と健闘している。
 
 通算1オーバーの46位からスタートした石川遼(28=CASIO)は後半の4番でイーグルを奪うなど、67とスコアを伸ばし、通算3アンダーの24位まで順位を上げて競技を終えている。

 ▼石川遼 いい要素はたくさんあったんで(ショットの)再現性をもっと高められるようにと思ってます。(東京五輪出場は)厳しい道のりですけど、諦めずにいきたいですし、自分の課題としていることが良くなればという気持ちです。

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