【玉ノ井親方 視点】炎鵬 遠藤につかまえられなかったのが良かった

[ 2020年1月19日 20:17 ]

大相撲初場所8日目 ( 2020年1月19日    両国国技館 )

<大相撲初場所8日目>遠藤を押し出しで破った炎鵬(左)(撮影・西海健太郎)
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 炎鵬は相撲巧者の遠藤に、動き負けしなかったのが勝因だろう。相手が左を差しにこうようとするところを、腕をたぐって右でおっつけながら応戦。低い姿勢で下から攻め、遠藤につかまえられなかったのが良かった。

 遠藤にすれば、初顔でどんな相撲を取るか分からないから、様子を見ながら取っていたと思う。本当は組みにいきたかったはずだが、あれだけ動かれると、つかまえるのも容易ではない。自分より小さい相手とあまりやったこともないだろうから、取りづらかったと思う。

 ただ、敗れはしたが決して尾を引く負けではない。動き自体は悪くなかったし、まだトップとは1差。気持ちも簡単に切り替えられるだろう。後半戦も間違いなく土俵を盛り上げてくれるはずだ。

 一方の炎鵬はこの番付の位置でよくやっていると思う。連日、お客さんから凄い歓声がおくられ、本人も励みになっているはずだ。幕内で経験を重ね、大きい相手とやることにだんだん慣れて、動きも良くなっている。左を差して投げを打ったり、前に出たり相手が嫌がる相撲を取っていることが今場所の成績につながっている。後半戦も楽しみな力士の一人だ。(元大関・栃東)

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