【玉ノ井親方 視点】朝乃山、際立っていた気迫と圧力 故人への供養に

[ 2020年1月19日 08:16 ]

大相撲初場所7日目 ( 2020年1月18日    両国国技館 )

北勝富士を一気に土俵へと持っていく朝乃山 (撮影・白鳥 佳樹)
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 朝乃山は近大の恩師・伊東監督が急逝し、取組前は動揺もあったと思う。しかし、故人への何よりの供養は勝負に勝つこと。そう気持ちを切り替え、土俵に上がっていたのではないか。相手の北勝富士は意表を突いて、右喉輪で上体を起こしにきた。しかし朝乃山の気迫、前に出る圧力は際立っていた。腰を落として右をねじ込み、低い姿勢のまま一気に土俵の外へ持っていった。

 体は動いていたが、連敗でリズムを崩していた。敗因は右差しを封じ込まれ、得意の右四つの形に持ち込めなかったこと。いつも同じ手が通用するとは限らない。当然、相手も研究してくる。安定した成績を残して、優勝争いに絡んでいくためにはその相手の策をどう打開していくかが鍵となる。ただ、この日のような相撲で勝てたことは着実に力をつけている証拠。自信になったはずだ。(元大関・栃東)

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