菊水丸店主 珍宝堂

浜ちゃんと久しぶり再会も“約束”幻に…

[ 2016年4月20日 05:30 ]

MBSテレビ「ごぶごぶ」のロケでダウンタウンの浜ちゃんと再会しました
Photo By スポニチ

 少し前の話になりますが、MBSテレビ「ごぶごぶ」のロケで、ダウンタウンの浜ちゃんと再会しました。

 大変だったのが、本番に至るまでの打ち合わせです。当初は、私が住む京都府南山城村の珍宝ハウスにロケ隊が来るとのことでしたので、まずは吉本系の制作会社が下見に来て、浜ちゃんが現存するなら見てみたいと熱望する旧なんば花月のメクリを地下資料室で確認。「これです、これです。しかし、菊水丸さん、よく考えたら、ここは大阪から遠いですよねぇ…私達は良いのですが、浜田さんが…遠いので何と仰るか…」とポツリ。浜ちゃんは私より2年後輩。しかし、所属する吉本興業の押しも押されもせぬダウンタウン。スタッフが気を使うのも仕方のない事だと思っていると「浜田さんと面識はあるのですが?」と疑いの眼。

 付き合いはある。約20年くらいは会っていないので、付き合いがあったと言うべきか…。腫れ物に触る様なスタッフに何を言っても無駄であろうと、結局はメクリなどの珍宝を吉本本社へ持参することになりました。

 いざ、本番。役員会議室でスタンバイ。そこへ浜ちゃん登場。「お久し振りです」と両手で握手を求められた私。ON―AIRをご覧になったみなさんは憶えておられるでしょうが、若手時代、花月の出番の合間に先輩方が来ない喫茶店へ行き、珈琲を飲みながら、2人で1枚のパンを分けあって食べた思い出を浜ちゃんも大切にしていてくれたことが判りました。

 「わざわざ持って来て下さったんですか」と言う浜ちゃん。すかさずスタッフが腫れ物に触るようだったと、事の次第を説明すると「では一度、ご自宅へ伺いましょう」と宣言。件のスタッフも直立不動。翌々週に番組は最終回を迎え「ケンゴローサーカス団」なる新番組が始まりました。あの宣言はいったい何やったんやろう(笑い)。(河内家菊水丸)

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