菊水丸店主 珍宝堂

25年大阪・関西万博ロゴマークの考案者・シマダタモツさんのルーツです

[ 2020年10月7日 05:30 ]

70年の大阪万博でお兄さんとポーズをとる50年前のシマダタモツさん(右)。まさに珍宝です!
Photo By 提供写真

 2025年の大阪・関西万博のロゴマークを考案された、シマダタモツさんにお目にかかりました。

 思えば、1970年に千里丘陵で開催された50年前の日本万国博覧会。小学生だった私はアメリカ館に4時間並んで月の石を見学。人波に押されてほとんど見られませんでしたが…。イタリア館では、生まれて初めてグラタンを食べて大感激。各パビリオンのスタンプを集めたところから、コレクター人生がスタートしたと言っても過言ではありませぬ。ただ、会場で撮った写真がないのですよ。小さなカメラでも重くて荷物になる時代。何せ、フィルムと現像代が高額でした。

 当時5歳のシマダさんも、家族と一緒に会場へ足を運び、同じようにスタンプを押しておられたそうです。ご本人いわく記憶にはほとんど残ってないとのこと。しかし、カメラが趣味だったお父さんが撮った写真が現存するのですよ。何と、たった1枚だけ。古川パビリオン、みどり館、フランス館を背景にしたお兄さんとのツーショット。見せて頂きました。これぞ、50年後に2度目の大阪での万博マークを考案するに至るルーツの証拠写真。この1枚があるとないでは大違い。まさしく珍宝なり。本来は、私の珍宝をご披露するコラムですが、今回はシマダ先生の正真正銘の珍宝物語でした。(河内家菊水丸)

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