菊水丸店主 珍宝堂

入社41年…コロナサポートの案内書が「珍宝」に見えるのです

[ 2021年2月17日 05:30 ]

吉本の手厚いサポートを物語る封書は、私には珍宝に見えます…
Photo By 提供写真

 吉本興業に所属して、まもなく41年目を迎えます。思えば、若手の時代は、伝説の興行師・林正之助会長もご存命で、芸人は商品で「何をごちゃごちゃ文句言うとんのじゃ!!」とギャラアップの交渉にも応じてもらえないのが当たり前でした。

 1982年(昭57)年3月1日、島田紳助兄さんが先頭に立って芸人の労働組合を結成。吉本本社に「いくよくるよに生理休暇を!!明石家さんまの女に幸せを!!」と報道陣を引き連れて乗り込んだことがありました。きっかけは、上層部に「スケジュールがきついので休暇が欲しい」と訴えた時に「わかった!ほんなら、一生休んどけ」と言われたことが理由だったとか。

 令和の御世となり、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、吉本興業からは、予定されているギャランティーの先払い、よしもとファイナンスからの特別融資などの手厚いサポートの案内封書が届きました。最近では、確定申告を正しく致しましょう…との封書。昔を知る者としては、これらの封書が、どうも珍宝に見えるのであります。(河内家菊水丸)

続きを表示

バックナンバー

もっと見る