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菊水丸店主 珍宝堂

あの時のサイン、息子は今も大切にしています 選手時代から「ええ人」でした新庄ビッグボス

[ 2021年12月15日 05:30 ]

新千歳空港発のラウンジで偶然一緒になった新庄選手(当時)にサインしていただいたスケジュール帳の裏表紙
Photo By 提供写真

 2004年(平16)4月4日、私は離婚した直後の家庭の事情で、息子と会えない日が続いていました。が、再会がかなって大リーグ帰りの北海道日本ハムファイターズの新庄剛志選手を見たいとのリクエストから、本拠地を移したばかりの札幌ドームでの埼玉西武ライオンズとの試合の観戦に出掛けたのです。結果は、日本ハムの5―11。新庄選手は4打数1安打。

 帰りの飛行機は、午後6時40分に新千歳空港発のJAL2016便。スーパーシートのサクララウンジに入ってお茶を飲んでいると、何と東京ヘ移動する新庄選手が入って来たのです。すると、息子は「サインをもらって欲しい」と言います。VIPルームに等しいラウンジ内は静寂に包まれていて、浮ついた空気感は皆無。しかし、長らく会えなかった息子のために、私は重い腰を上げました。

 新庄選手が阪神に在籍時、甲子園球場での始球式を務めたことがあるくらいで、ほとんど接点のない私が近づいて行き、ごあいさつを申し上げるや「お久しぶりです」と笑顔で差し出すスケジュール帳の裏表紙にサインをして下さいました。さすがビッグボス。ええ人や。赤面の思い出の珍宝は、今も息子が大切にしています。(河内家菊水丸)

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