菊水丸店主 珍宝堂

新十両時代から知ってる貴景勝関の成長に感慨

[ 2019年5月1日 17:02 ]

3年前、貴景勝関(右)の新十両昇進パーティーで乾杯の発声を仰せつかりました
Photo By 提供写真

 元号が令和と改まって最初の大相撲夏場所。注目は、やはり新大関の貴景勝関です。思えば、3年前のこの五月場所が新十両。


 場所後に開催された昇進パーティーでは、私が乾杯の発声を仰せつかり「現在は本名の佐藤ですが、この先どのような四股名が付けられるのか、とても楽しみです。個人的には二代目貴花田も良いのではないでしょうか」と申し上げた記憶があります。貴乃花親方(当時)は「もう四股名は決めていますよ」とニッコリ。ささやくように耳元で「佐藤は必ず大関になります」と断言されました。それが現実となり、やはり平成の大横綱の眼力は凄いなぁ…と改めて思う次第です。


 パーティーの翌場所から、私の住む南山城村に番付表が届きます。その変遷をたどりますと、最初は「佐藤貴信」。幕内に上がって「貴景勝光信」。途中、名無しの封筒が2回届いたのはご愛嬌。やがて、住所と共に貴乃花部屋の印鑑が付き、千賀ノ浦部屋へ変わって印字となり、今場所は「大関 貴景勝光信」。こうして18場所の封筒を並べてみますと、成長の過程が分かり、感慨無量であります。(河内家菊水丸)

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