宮台真司氏襲撃 容疑者死亡で今後の捜査は? 住田裕子弁護士「いろんな形での動機の解明が大事」

[ 2023年2月1日 19:10 ]

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 元東京地検検事で弁護士の住田裕子氏が1日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、昨年11月に東京都立大教授で社会学者の宮台真司氏(63)を襲撃した容疑者とみられる男が死亡していたことについてコメントした。

 宮台氏は昨年11月29日夕、講義を終えて1人で歩道を歩いていた際、男に襲われ、全身を切られるなどして重傷を負った。警察は容疑者の動画を公開するなどして情報提供を呼びかけていたが、警視庁捜査1課がこの日、殺人未遂の疑いで行方を追っていた容疑者とみられる無職の男(41)が事件から約2週間後の昨年12月に死亡していたと明らかにした。遺体は相模原市南区の自宅で見つかり、捜査1課は自殺とみている。

 警察は容疑が固まり次第、容疑者死亡のまま同容疑で書類送検する。犯行動機の解明について、住田氏は「重要だと思いますね」と指摘。「被疑者が死亡した上でも、自宅に捜索が入っていますので、PCとか本とか日記とか、いろんな形での動機の解明が大事です」と、動機の解明につながる証拠品の分析を期待した。

 実行犯は1人とみられるが、住田氏は「実際に背景は、手助けした人間はいるか、組織がどうあるかというのも解明しなければいけない」と、背後に組織が付いていた可能性も究明が必要だとした。さらに「41歳の男性がテロ行為に至ったということについては、社会的にもこれから厳しく、いろんな形で考えていく問題かと思いますね」とも話した。

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2023年2月1日のニュース