「舞いあがれ!」山下美月 NHK制作統括「プロフェッショナルな感じ」

[ 2023年2月1日 08:21 ]

連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、恋人に別れを告げた久留美(山下美月、左)が舞(福原遥)に心配される場面(C)NHK
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 【牧 元一の孤人焦点】1日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第84回で、乃木坂46・山下美月(23)が演じる久留美が、恋人に別れを告げ、父親に自らの思いを告げた。

 制作統括の熊野律時チーフプロデューサーは「久留美は父親の思いを受け止めた上で、自分の決断をはっきりと父親に伝えた。その力強さは山下さんが本来持っている資質とぴったり合っている。あの場面で、潔い決断のニュアンスを明確に出していただいた」と話す。

 山下は朝ドラ初出演。ヒロイン・舞(福原遥)の幼なじみで、堅実に看護師として働く久留美のまっすぐなキャラクターを、ここまで的確に演じてきた。

 熊野氏は「久留美をとても魅力的にしていただいている。今回も、不器用なりに努力する父親の気持ちを受け止めるところを素敵に演じてくださった。久留美は結婚を前にしながらも最終的に父親を大事にし、それをないがしろにする相手に対してはっきりと拒否の思いを伝えた。その凜とした姿、力強さ、筋が通っている様子を山下さんにしっかり出していただいた」と話す。

 山下はアイドル活動と俳優業を両立。多忙なスケジュールの中で朝ドラの撮影に臨んでいる。

 熊野氏は「真面目で、一生懸命にやられる方だと思う。とはいえ、現場で堅くなっているわけではなく、非常に気さくに共演者の方ともいろいろ話をされている。良い感じの関係性、良い雰囲気をつくりながら、楽しみながら臨んでいるように見える。その一方で、撮影では、方言などを指導の先生に確認しながら丁寧に演じてくださっている。プロフェッショナルな感じを受ける」と語る。

 1日放送の第84回には、俳優の松尾諭が演じる父・佳晴と久留美の心温まる場面があった。久留美が「これからもお父ちゃんはお父ちゃんなりに頑張ってくれたらそれでええ。それが私が一番望んでいることやで」と思いを明かすと、佳晴は「すまん、久留美」と謝って号泣。それを見て「泣かんといて。面倒くさいわ」と泣き笑いする久留美の表情には、自身の意志を貫いたことによる晴れやかさが含まれていた。

 熊野氏は「松尾さんも気さくな方で、お二人は時にぼけたり突っ込んだりしながら、親子関係として良い感じでキャッチボールができている。山下さんは、松尾さんを見ると、役柄と同じように『本当にもう…』という感じになり、松尾さんのことがかわいく見えるともおっしゃっていた」と明かす。

 山下の撮影現場での雰囲気づくりが良い形で芝居に反映しているようだ。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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