EXIT兼近が号泣 道外していた時代の仕事仲間と生電話で「勘違いして、救ってると思ってた」

[ 2023年2月1日 19:36 ]

「EXIT」の兼近大樹

 フィリピンの入管施設に収容され、各地で相次ぐ広域強盗事件に関与したとして日本が身柄引き渡しを求めている渡辺優樹容疑者(38)との“接点”が一部報道で指摘されたお笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(31)が1日、自身のYouTubeチャンネルで生配信を行い、自身の過去について語った。

 12年に自身が逮捕された札幌での窃盗事件(兼近は不起訴)で、渡辺容疑者も逮捕されていたと報じられた。生配信では、確かに渡辺容疑者とは「今仲がいいとかは一切ない。でも過去に知り合いだったのは事実」とした上で、今回の一連の強盗事件とは「一切関係ない」と説明した。

 10年以上前は、周囲が犯罪者ばかりという環境に自身がいたと語った。「売春の斡旋行為で逮捕された」とも語り、当時の仕事仲間だった女性に電話をつなげた。兼近は女性に「あの時は、救ってると思ってたじゃん。お金一緒に稼いで渡すことで皆が…」と語りかける途中で声をつまらせ、「ごめん…ちょっとダメだ」と号泣した。

 落ち着きを取り戻し、「あの時はどうだった?どういう気持ちで一緒にやってた?」と女性に質問。「私はお金欲しくて。お金のために頑張ってたし。ネットではあり得ないことも言われる。強姦(ごうかん)って言われてるけど、そんなことをされた覚えもないし、自分のお金欲しさで私はやってたから」と兼近を擁護した。

 兼近は「ただ、あのとき俺は勘違いして、そういう子たち集めて救ってるってやってたわけだけど…。ほんとあの時はごめんね」と謝罪。「今、あらためてそういう状況にいる人もいるじゃん、お金なくて…。これから俺は、救えるように頑張っていくので」と、正当な方法での救済に努めることを宣言。「応援してます」とエールを送られた。

 兼近はあたらめて、「世の中では俺が女性を強姦して、暴力的な行為をして、そういう世界に引っ張っていったとか(うわさが流れているが)…そんなことは一切なくて」と涙。「今、許してほしいなんて全く思ってないです。自分が情けなくて…ほんとに」と吐露した。それでも生配信で語るのは、「今、影響力がある僕がこれを伝えていかないと。そういう世界に居た人が表に出るってないことなんで。黙ってテレビ出続けてるのは自分が納得できなくて」とした。

 「何を説明したかったかというと、そういう環境があるということです」と強調。「例えば、東横キッズって呼ばれてる子たちも、家庭環境がよくなかったり。自分の居場所を見つけるのに必死な子が世の中にはいっぱいいます。そういう人たちに目を向けてほしい」と訴えた。

 兼近はこの日、自身のツイッターで「Twitterの文字数じゃ答えられない事答えます!事実や伝えたい事を歪曲されてる方が多々いるのと、今日本で起きている社会問題などと繋がるところもあって、俺にしか伝えられないことを伝えるべきだなと思いました!」と投稿。自身の過去の経験や反省、後悔を踏まえた上で未来に生かすための配信であるという趣旨を伝えていた。 

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