新納慎也 高校時代からモデルとして活動 舞台俳優を目指したきっかけ 大学中退への後悔「今思えば…」

[ 2023年1月27日 13:14 ]

新納慎也(2016年撮影)
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 ミュージカルをはじめ、舞台を中心に活躍する俳優の新納慎也(47)が27日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。デビュー当時について振り返った。

 高校1年生の時にスカウトされ、モデルとしてキャリアをスタートした新納。高校入学したての頃に「たまたま街を歩いている」時にスカウトされたといい、「当時は神戸市の公立中学生の男子は全員丸刈りっていう決まりがあって、丸刈りが伸びだした、どうしようもない時期にスカウトされたので、僕がですか?って感じだった」と回顧。高校時代は「すごく忙しかった」といい、ショーや雑誌、広告などのモデルとして売れっ子だったという。

 そんな売れっ子ながらも「この職業ではないんだな」と瞬間についても言及。「ショーでトップバッターみたいな、メインモデルをやらせてもらった時に、リハーサルで全部メイクも衣装も全部着て、
照明も音楽も(あって)、“この照明でこのメイクでこの衣装ならこのポーズでしょ!”って出ていったら、客席から演出家が“新納、そうやってやると服にシワがいくからまっすぐ立って!”って言われた時に、僕はあふれ出る表現をしたいのに、モデルっていうのは服を見せる仕事だから(違うと思った)。僕は表現をしたかったので、この職業ではないんだなと思って」「高校2年生の時に“これじゃないんだな”って」と振り返り、「いろいろ模索した結果、俳優っていう道に進みました」と話した。

 モデルを始めた当時から「楽しいっていう感じでもなかった」とも。「当時はもっとバンドもしたいし、ダンスもしたいし、恋もしたいし、高校生なので、部活もしていたので、やりたいことがいっぱいあるのに、モデルの仕事にしっぱり回されているのは苦痛で、みんなと遊びたい!ってことのほうが優先されてましたね」と笑った。

 高校の文化祭での舞台で「舞台っていうよりもみんなで力を合わせてものを作っていくっていうのがとても好きなんだなと高校生の時にわかった」「ドラマもそうですけど、舞台みたいな総合芸術が興味を持てた」といい、大阪芸術大学舞台芸術学科演劇コースに進んだ。もともとは「映画俳優になりたかった」というが、「入ったところが演劇科で、演劇なんか見たことないし、ましてやミュージカルなんて見たことない。よく学校でミュージカル見に行く時にクラスで必ず1人、爆笑している男の子いるでしょ?そのタイプでした、“歌うんかい!”とか言って…嫌な客のタイプだったんですけど。そんな僕が演劇を初めて、ミュージカルっていう世界にハマっていくんです」と続けた。

 ただ、その後、大学を中退することに。「途中でやめました、大学は。稽古本番、稽古本番を繰り返すそういう授業なんです。40人ぐらいなんですけど、片田舎にあって、限られた人数の中で順番があって、学校なので成績も出ますし、限られた中でやっていることって、井の中の蛙のような気がして、早く東京に出て、仕事をしなければ(と思ってしまった)」と回想。「今思えばやめなきゃ良かった、ちゃんと卒業すれば良かったと思うんですけど、当時は18、19、20ってなっていくのにすごく焦りがあって。早く仕事をしなければ、早く仕事をしなければって、大学をやめちゃったんです」と明かした。

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2023年1月27日のニュース