新納慎也 「鎌倉殿の13人」で最も苦労したシーン「ちょっと笑けましたから、量が多すぎて」

[ 2023年1月27日 11:41 ]

新納慎也(2016年撮影)
Photo By スポニチ

 俳優の新納慎也(47)が27日、NHK「あさイチ」(月~金曜前8・15)に生出演。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での名シーンについて秘話を明かした。

 「鎌倉殿の13人」では頼朝の異母弟で僧侶の阿野全成役を好演。「最も苦労したシーン」として第30話で描かれた全成の壮絶な最期を挙げた。同シーンが放送された後はSNS上には「全成ロス」も広がった。

 雨風に打たれながらの壮絶な最期のシーンだったが、「オンエアを見た時、“こんなもん?”って思ったんですけど。テレビってよっぽど降らせないと映らないんですよね」と苦笑。「だから、実際は人生でこんな経験することないだろうって思うぐらい、降ってました。ちょっと笑けましたから、量が多すぎて。(撮影は)6時間かかりました」と振り返った。

 「本当にCGもなく、雨も降らす、風もすごいし、光でしょ、雷で木が倒れる、血しぶきも全部CG無しでやったので」と新納。「僕の血しぶきを出す特効(特殊効果)のスタッフさんがいるんですけど、その方は仰向けで僕の下にスタンバイされてて、雨が降り過ぎて、溺れてました。カットっていう瞬間で“とりあえずマスクして!”って」と懐かしんだ。

 さらに「(スキンヘッドの)頭とかも特殊メイクさんが都度都度直しに来てくださるんですけど、そんなに水に耐えられる素材、仕掛けでもないので、それを6時間付いてやってくださいました。このシーンはドラマというのは総合芸術、役者だけじゃなくて、スタッフさん全ての力が集結したのがドラマなんだなっていうのを実感できたシーンでした」と振り返った。

 ラストシーンで一緒だった八田知家役の市原隼人については「全国の皆さんが想像している性格があると思うんですけど、まんまの人の人なんです。まんまです、ものすごく男気があって。このシーンでも“僕よりも新納さんの最後のシーンだからちゃんとやろうよ!”って、エキストラの方にも“ダメだよ、ちゃんと腰を落として、新納さんの最後のシーンなんだから!”って。“僕は別に大丈夫ですけど…ありがとうございます”って。まっすぐです、本当にありがたかったです。このシーンご一緒できて」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月27日のニュース