北大路欣也 10代から親しくしていた2人の昭和の大スター トレーニングに付いていけず「捨てられて…」

[ 2023年1月27日 16:52 ]

北大路欣也
Photo By スポニチ

 俳優の北大路欣也(79)が27日、テレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。兄のように慕った2人の昭和の大スターについて語った。

 俳優人生67年となり、昭和の大スターである萬屋錦之介さんと高倉健さんとは若いときから親しくていたという。錦之介さんについては「もう錦之介さんが『笛吹童子』って作品でものすごい人気だったんです。僕も映画に出る前はものすごいファンで、だから、初めてお会いするときは憧れだった」と回顧。錦之介さんは北大路を本名の“将勝”で呼び、自身は“錦兄”と呼ぶ仲だったといい、「ものすごい量を仕事をしてらして、休む間もなく働いていた。時々、時間があると、衣装合わせをしたり、小道具のチェックをしたり、かつら合わせをしたり、いろいろなことをなさるんですが、そのときにふと呼んでくださるんです」と明かし、衣装合わせなどを近くで見て勉強させてくれていたという。

 高倉さんについても「非常に親しくしていただいて、僕は東京が慣れないものですから時々誘ってくださって、いろいろなところに連れていってくださって、健さんの素敵なお友だち、先輩方も紹介してくだって、その方々とお会いするのが僕にも嬉しいことで。そういう日々が10代はずっと続いたんです。映画にも誘っていただいて、現代劇にも出させていただいた」と関係を明かした。

 そこから数年経過し、お酒を飲るようになった頃、「時々、抜け出して友人と一杯やるんです。その時は健さんから離れて夜を過ごしたわけです」と北大路。翌朝、高倉さんが突然、迎えに来て「今、下で待ってるから降りてこい!」と呼び出されたそうで、「“何だろう”と思ったら、そのままアスレチッククラブに連れていかれて、“トレーニング着に着替えなさい”って。健さんのメニューをいきなり(やらされた)」という。「そんなのできるわけない。腹筋から、ランニングから、バーベルからいろいろなことをついていって、ついに倒れてしまいました」と苦笑した。

 そんな状況に周りからは「許してやってくださいよ!」と声がかかったものの、高倉さんは「ダメです」と拒否。「その日は捨てられて」と北大路。「“後は自分でやれ!”ってことでしょうね。これで自分の体を過信していたなと思って、あくる日から“またよろしくお願いします!”ってそのジムに通うようになって、まあ10何年、一緒にトレーニングをさせていただいて。そのおかげで今の健康があるのかもわからない。感謝してます」と笑った。

 高倉さんのトレーニングは「それは大変でしたね、毎日のように」と振り返り、「10分でもあればやって。たっぷり(時間が)あるときはたっぷりやって。リズムを崩さないように本当に体形を心身共に守ってらした」とそのプロ意識に感服していた。

続きを表示

2023年1月27日のニュース