第10回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール開催 生徒に「ブラボーでした」

[ 2022年12月26日 20:29 ]

自由振付曲中学生部門を制した大阪府寝屋川市立第十中学校
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 小中学生の体力向上などを目的とした「第10回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」が26日、東京・赤坂のエクサインターナショナルで行われた。

 自由振付曲の中学生部門で、優勝にあたる文部科学大臣賞に輝いたのは、大阪府寝屋川市立第十中の2年生チーム「寝屋川市立第十中学校2年3組」。同校の吉田千賀子教諭は「生徒の力、ダンスの力、笑顔の力にびっくりしております。感謝でいっぱい。ブラボーです」と生徒を称えた。

 自由振付曲は、大みそかにNHK紅白歌合戦への初出場を控える男女4人組バンド「緑黄色社会」の「Mela!」。課題曲に合わせて、全身を大きく使った力強いダンスを披露。木田幸紀審査委員長は「一糸乱れぬ、見ている人を釘付けにするようなパフォーマンスでした」と絶賛した。

 同校は、4年連続で全国大会に出場。同部門では第一回大会で優勝しており、9年ぶりに王者に返り咲いた。振付の原案は生徒たち。ダンスに関しては「ほとんどの生徒が素人」というが、そうは思わせない堂々としたパフォーマンスだった。吉田教諭は「ラジオ体操を原点に鍛えてます。伸ばすところは伸ばしきるなど、やはり基本が大事」と明かした。

 規定曲の中学生部門では、タイから応募したバンコク日本人学校の「23ピース」が文部科学大臣賞に輝いた。海外の学校が優勝するのは初めて。2年生の北川芽依さんは「ずっと頑張ってきたので成果が形に表れて、とてもうれしい」と、とびきりの笑顔で語った。

 小学生部門は、東京都品川区立台場小の6年生チーム「Advance」が文部科学大臣賞を受賞した。斬新な振り付けとフォーメーションが審査員からも好評だった。

 同部門の審査員特別賞は、インドネシアから応募した、在インドネシア日本国大使館付属バンドン日本人学校の「Children of the sun」が受賞。「多くの人に歌詞の素晴らしさを伝えたい」と振り付けには手話を取り入れ、元気いっぱいに踊った。

 また、規定曲の小学生部門は富山市立蜷川小の5年生チーム「ステップアップの2組のわ」が1位に輝いた。自主的に昼休みも練習の時間に充て、成果を出し切った。

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2022年12月26日のニュース