松原智恵子 最愛の夫が今年2月に急死「何の看病もできなかった」 9月に金婚式控え突然の別れ

[ 2022年12月26日 19:22 ]

松原智恵子
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 女優の松原智恵子(77)が、26日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、夫でジャーナリストの黒木純一郎さん(享年80)との突然の別れについて語った。

 黒木さんが松原を1週間、密着取材したことをきっかけに、交際をスタートさせ、1972年に結婚。今年、結婚50周年の金婚式を迎えるのを機に、同番組への出演が企画されていたが、黒木さんは今年2月16日に脳炎のため急死した。夫について、松原は「川口の方に行ってまして、そこを歩いている時に倒れて、救急車を呼んで。息子の携帯に電話をして、病院に来てもらったんです」と説明した。

 黒木さんは息子とは会話ができたが、松原が駆けつけた時には眠っていたという。「看護師さんに“耳元でお話しすれば聞こえますよ”って言われて。話したんですけど、気持ち良さそうに寝ているだけで、何の反応もしてくれませんでした」と振り返った。

 何の兆候もなく、突然だったという。「3日前くらいに、焼き肉屋さんに行ってお肉を食べたり、普通に生活していたんですけど、突然倒れて、眠ったままで」。いつか目を覚ますと信じていたが、「病院から電話があって、“呼吸が苦しいから危ないかも知れません”と呼ばれましたら、着いた時にまだ息をしていたんですけど、本当に眠るようにというか、寝たまんまというか、そのまま息を引き取って、もう目覚めてくれませんでした」と明かした。9月の金婚式まであと7カ月で、永遠の別れになってしまったという。

 出演作では何度も夫を看取る役を演じてきた松原。「みんな寝込んで見送る、あと認知症になる夫を介護しながら見送るのが多かった。今回は主人は、何の介護も看病もしなくて、本当に眠るように逝ってしまった」。すると、司会の黒柳徹子は「あなたに手を掛けさせないようにと思ったんでしょうね」と優しい言葉を掛けていた。

 夫の生前、夫婦で約束していたことがあるという。「“延命治療はしないでおこうね”という話を2人でしていまして。ずいぶん前から尊厳死協会ですか、“いっぱい管を付けていつまでも生きているというのはやめましょう”というのを2人で話していて、それに2人とも入っていたんです」。夫が倒れた際に、息子がその旨を医師に伝えてくれていたそうで、「苦しくないようにはしてもらってとはお願いしていたんですけど」と告白。「でも、寂しいですね。何の看病もできなかったというか」とつぶやいた。

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