八代英輝弁護士　甲子園で喫煙の熊本県議、今度はタクシーで暴言に「威力業務妨害、暴行罪、脅迫に該当」

八代英輝弁護士
Photo By スポニチ

　弁護士の八代英輝氏（58）が26日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）に出演。熊本県の井手順雄県議（63）が、タクシーを利用した際、運転手に「ばかたれ」「殺すぞ」と発言し、助手席を蹴ったことについてコメントした。

　タクシー搭載のドライブレコーダーの映像によると、井手氏は24日夜に乗車。「右に行って」などと指示したが、数分後、運転手に「ばかたれ」「殺すぞ」と発言。直後にドンという音が記録されていた。運転手から話を聞いたタクシー会社によると、酒に酔っているように見え、進行方向が自宅と違うと気づき、発言したとみられる。会社側は県警に被害届を出す方針。井手氏は、運転手と行き先の認識が異なり、抗議したと説明。発言は「覚えていない」とした上で「足を組み替えたときに助手席に当たっただけだ」と話した。「一身上の都合」を理由に議員辞職する考えを明らかにしたが、今後後援会と協議し、最終決定するとした。井手氏は8月、甲子園球場の禁煙エリアで加熱式たばこを吸い、批判を浴びていた。

　MCの恵俊彰が「目的地を言う際に、もし誤解を招きそうな地名だったら、より丁寧に伝えるということも必要ですよね？」と聞くと、八代氏は「と思いますね。最初からお酒が入ってしまって、自分がコントロールできない状態になってたんだと思いますけれども、議員としてのモラルが全くなってないなと思いますね」と指摘。「威力業務妨害という形でタクシー運転手さんの業務を妨害したってこともありますし、それから直接当たってはいないにせよ、有形力を行使した、助手席を蹴ったということで暴行罪も該当しますし、殺すぞって言っている部分はもちろん脅迫に該当する。いろんな罪に該当するようなことをやってしまっているというのは確かだとは思います」と話した。