小林幸子 「おもいで酒」200万枚の大ヒットにつながったきっかけ キャンペーンは一度は断っていた

[ 2022年10月23日 17:31 ]

小林幸子
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 歌手の小林幸子(68)が23日、フジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。「おもいで酒」でのブレークにつながった「きちんと覚悟ができた」瞬間について語った。

 この日は以前からそれぞれ親交があるというタレントのLiLiCo(51)、人気歌謡グループ「純烈」の小田井涼平(51)と鼎談。お互いの夫婦についてなどプライベートや仕事のことなどについて語り合った。

 小林は1964年、10歳で歌手デビュー。その後、不遇の時代を経て、1979年、25歳の時に「おもいで酒」がレコード販売200万枚の大ヒットとなり、紅白歌合戦に初出場した。

 LiLiCoが下積み時代に公園で頭を洗っていたという話から「あそこに戻りたくなくて、今、毎日頑張ってるんですよ」と話すと、小林も「分かる。あそこに戻りたくないって何が目標かって そこに戻りたくないって目標、すっごい強い。反骨精神だから」と共感。自身もキャンペーンで客からビールをかけられたこともあったといい、「私、いつも思うんだけどきちんと自分の心の中で諦めるという、きちんと覚悟ができたときが1つの節目に自分の知らないところでなっているってこともあって」と切り出した。

 地方のホテルでのキャンペーンを振り返り、「2カ月間、ずーっと(キャンペーンを)やってるときに、私はもう歌の神様に、つまりレコード歌手としての神様に見放されたと思って、何人かで組んで、日本舞踊もやるし、歌も歌って、そういったものを作ってやっていこうと、そこで覚悟決めてたときなんですよ」と小林。「そうしたら、電話かかってきて。『おもいで酒』はB面だったの。B面で、もちろんテレビなんか出してもらってなかったから、テレビに出たこともないラジオもかけたこともないのに、有線放送から大阪で1位になっているところあるって。それをきっかけに“キャンペーンやりましょう”って言われたんです」と回顧した。

 「でも、キャンペーンやっても、キャンペーンやればやるほど心ズタズタになって帰ってきてる(から)、自分が何十回もそれを見て知ってるから、また心ボロボロになって帰るの嫌だから“やりません”ってレコード会社に言ったの」と一度はキャンペーンを断ったことを告白。すると、そのホテルの1人の女性ダンサーから「やっておいでよ。どうせだって辞める気でいるんでしょ?辞める気でいるんだったら行って、ボロボロになったときに判断できるだろう。だから行っておいで」と言われたそうで、それでキャンペーンに挑戦。「そうしたら、今までのやってるキャンペーンと、どんどん変わって」と明らかな変化があったといい、結果的に「おもいで酒」は200万のダブルミリオンとなり、ブレークすることになった。

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2022年10月23日のニュース