薮中三十二氏 アベノミクスから10年「金融緩和は第1の矢。第3の矢といわれていた成長の政略が全く…」

[ 2022年10月23日 10:42 ]

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 元外務事務次官で立命館大客員教授の薮中三十二氏が23日、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にVTR出演。政府・日本銀行が続けてきた金融緩和政策について言及した。

 アベノミクスの根幹でもあるアベノミクスを始めて間もなく10年。政府・日銀は金融緩和を続けるのは「賃金を上げるため」としてきた。番組では、2013年に日銀の黒田東彦総裁が「どんな経済モデルで計算しても物価だけが上がって賃金が上がらないということはない」と強調していたことや、18日の衆院予算委員会で、立憲民主党の階猛議員に「“物価だけ上がって賃金が上がらないことはない”など言っていることが全部はずれている」金融緩和の失敗を問われた黒田総裁は「量的質的金融緩和が全く失敗したというのは事実に反する」と反論したことなどを伝えた。

 薮中氏は「まさにアベノミクスが何だったのかという、この10年間、結局、経済は成長していない。その結果が今の円安に出て来たと」と言い、「アベノミクスの根幹が金融緩和、これは第1の矢だった。でもこれはあくまでも第1の矢で、大事なのは第2、3の矢で、特に第3の矢といわれていた成長なんですね。経済成長の戦略は全く機能しなかったと。それは今、結果的には日本経済がこうやって弱くなってしまったという状況に来ているんだと思う」と自身の見解を述べた。

 そのうえで「では、どうしたらいいのかと言うと、もう1回考えないといけないのは、イノベーションという言葉がありますけど、どうやってこの経済を成長させるのかということ」と指摘。そして「僕はいろいろ税制でできると思うんです。企業は大きな内部留保を抱えている。あれをちゃん投資しろよとかね。また、賃金を上昇させるためには、そういうことをやれば税制面でも何らかの手当をしますよと。より根本は少子化の問題だと思いますね。これはちょっと時間がかかりますけれども、ちゃんと手を打つとか、今そういうことを根本的にやらないと、日本経済このままいくと沈没していくということだと思います」と自身の考えを述べた。

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