三輪記子弁護士 教団解散請求に「質問権の行使をしなくても、これまでの裁判例を確認するだけでも」

[ 2022年10月23日 08:49 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 法律解釈の動画配信や男女トラブル、離婚問題などを手掛ける三輪記子弁護士が23日、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にリモート出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡り、岸田文雄首相が宗教法人解散命令の請求要件の見解をわずか1日でひっくり返したことに言及した。

 18日に刑法違反などが該当するとの見解を示していたが、確定判決まで時間がかかると野党に批判され、翌19日に「民法の不法行為も含まれる」と解釈を一転させた。

 三輪氏は「もちろん軽率な解散命令の請求というのは、やっぱり良くないと思うんですけれども、ただこれまでの裁判例を今回、私も調べたんですけれども、かなりの事例の積み重ねがあるんですね。今から質問権の行使という話もありますけど、そういう質問権の行使をしなくても、これまでの裁判例を確認するだけでも、解散命令の請求をする状態にあるにもかかわらず、これをやっていない、このやらないことの不作為がむしろ問われるような状況にあると思いますね」と自身の見解を述べた。

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