工藤公康氏 王会長からの監督オファー「前向きに」即答の理由 ダイエー時代の“恩”「返さなければ」

[ 2022年10月23日 11:35 ]

前ソフトバンク監督の工藤公康氏
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 プロ野球・福岡ソフトバンクホークス前監督の工藤公康氏(59)が22日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!」(土曜後9・00)に出演。監督就任オファーを受けた際の裏話を披露した。

 工藤氏は2015年~21年までプロ野球・福岡ソフトバンクホークスで指揮を執り、7年間で3度のリーグ優勝、5度の日本一に輝いた。

 王貞治球団会長から「お前に監督をやってもらいたい」とオファーされたと説明。妻からは「もしそういう話があっても即答してきちゃダメよ」と釘を刺されていたが、王会長に「“前向きに考えます”って言ってしまった」という。

 実は、ファンと王会長に恩義を感じていた。1981年に西武に入団し、95年に当時のダイエーに移籍。99年オフ、フリーエージェント宣言し、巨人に移ることに。この時、工藤氏のダイエー残留を願うファンが署名活動を行い、17万人以上もの署名が集まった。

 「それを10年間くらいかけて、家族みんなで書いて、送れるものは送った」と御礼のはがきを返信した工藤氏。「王会長にもいろいろ相談させてもらったし。いつかは返さなければいけないと思っていた。“前向きに考えます”って言葉が出たのは、九州のみなさんと王会長に恩義があったので」と話した。

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