「現役学生」相川七瀬“神道フェス”へ「背筋が伸びる思いで歌いたい」

[ 2022年9月16日 05:30 ]

無観客配信で行われた20年赤米フェスタで歌唱する相川七瀬
Photo By 提供写真

 歌手の相川七瀬(47)が主催する、神事と音楽を組み合わせたチャリティーコンサート「赤米フェスタ2022」が23日、岡山・備中国分寺前南広場で開催される。

 日本の3地域(岡山県総社市、鹿児島県南種子町、長崎県対馬市)にのみ伝承される赤米神事を起源とし、コロナ禍を経て3年ぶりの有観客で実施。2020年に国学院大神道文化学部に入学した「現役学生の相川」としては、初めて伝統行事に関連した音楽フェスで客前に立つ。相川は本紙にコメントを寄せ「神道への学びを深めた上で臨む今回のフェス。より背筋が伸びる思いで歌いたいと思います」と意気込んだ。

 赤米は稲作のルーツとも言われる古代米で、赤く色づく稲穂が特徴的。20代の頃から神社や伝承が好きだった相川は、11年に音楽イベントで対馬市を訪れた際、赤い稲穂の田んぼに興味を持ったという。「少しでもその文化をつなぐお手伝いができたら」という思いで、12年から赤米大使に就任。田植えや稲刈りなどからスタートし、16年からは「赤米フェスタ」として毎年9月にコンサートを開いている。

 「秋の赤米は、春の桜のようにはかなくて力強くて…とても神秘的」と魅力を語る相川。20年は無観客配信で行われ、21年は中止。「今年こそは!」という熱い思いで、赤い稲穂をバックに音楽を奏でる。「今では秋の風物詩。3年ぶりに皆さんとお会いできることを楽しみにしています」と呼び掛けている。

続きを表示

2022年9月16日のニュース