秋元康氏 自身が考える引き際「自分に飽きると“求められているもの”との差ができる」

[ 2022年9月16日 12:24 ]

秋元康氏
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 作詞家でプロデューサーの秋元康氏(64)が15日放送のテレビ東京「カンブリア宮殿」(木曜後11・06)にゲスト出演。自身が考える引き際について語った。

 同番組は800回記念として、秋元氏を2週連続で特集。秋元氏は10代で放送作家としてデビュー以来、作詞家として「おニャン子クラブ」の楽曲や美空ひばりの「川の流れのように」、そして、2006年からAKB48を、2011年からは乃木坂46をプロデュースし、社会現象を起こした。番組では、64歳になった現在も365日、膨大な仕事量をこなしている秋元氏の日常に密着した。

 番組MCで女優の小池栄子からの「創作活動において“老い”を恐怖に感じる瞬間は?」との質問に、秋元氏は「僕は全然ないですね」とキッパリ。そのうえで「僕はとにかく自分に興味が持てなくなったり、好奇心が無くなったら、それが潮時。その時はやめようと思う。今のところ“あれ面白そうだな”“これ面白そうだな”がある」と明かした。

 さらに、小池は秋元氏の「自分に飽きないように」という言葉が「印象的だった」と見解。秋元氏は「それが一番だと思う。だから、イチロー選手が現役時代に毎日カレーを食べて、球場に行って練習して、あれが一番憧れるライフスタイル」と告白。「例えば、アイドルでもヒット曲を歌いたくない時がある。いま、こういうことをやっているのに“またあの歌を歌うの?”と。でも、見に来るお客さんはそれを聞きたくて来る。あのヒット曲を待ち続けて、“あれ、今日はやらないのか”とか、あるいはヒット曲を聞こうと思ったらアレンジを変えて“ストリングスバージョンでお送りします!”ってがっかりしちゃう」と苦笑。これには小池も「ありますね、それじゃない!ってやつ」と同調すると、秋元氏は「だから、自分に飽きると“求められているもの”との差ができると思う」との私見を述べた。

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2022年9月16日のニュース