立岩陽一郎氏「日本は幼児教育を軽んじ過ぎてます」「また起きる」 通園バス置き去り死亡事件で憤り

[ 2022年9月7日 16:37 ]

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 元NHK記者で国際ジャーナリストの立岩陽一郎氏が7日、MBSの情報生番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に生出演。静岡県牧之原市の川崎幼稚園で3歳女児が通園バスに取り残され、死亡したことについてコメントした。

 幼稚園は7日に記者会見を開き、事件当日の5日は本来のバス運転手が休暇を取り、臨時の運転手3人にも代行を断られたため、増田立義理事長兼園長(73)が代わりに運転したと説明した。

 これを受けて、立岩氏は「臨時って言ったってね、理事長ですよね。臨時という説明はおかしいでしょ。やっぱり責任者ですから」と口に。さらに、「日本は幼児教育を軽んじ過ぎてますよ。例えばバスの運転手さんがいなかった。で、能力のない理事長が運転手をした。こんなことはあり得ないでしょ。だから、社会全体がもっと幼児教育にお金を使う、もっと幼児教育に対して関心を持つっていうふうにしないと、また起きますよね」と指摘した。

 さらには幼児教育について、「私、50何年生きてるけど、自分の人間教育の中で一番大事だったのは幼稚園の時だったと思いますよ。で、私は運良く生き残ったけど、こんなところで息絶えた子がいるなんて、許しちゃいけませんよ。やることはいっぱいありますよね」と怒りに満ちた様子で語った。

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2022年9月7日のニュース