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藤井王将 チビっ子棋士の「苦手な戦型は?」に真剣回答&苦笑い「ここでは答えにくい」

[ 2022年6月18日 19:00 ]

なでると受験にご利益があるとされる北野天満宮の「撫牛」をなでる藤井聡太王将
Photo By スポニチ

 藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=が18日、京都市を訪れ、3勝0敗で防衛した第7期叡王戦5番勝負の祝賀会に出席した。祝賀会の前には第5局の開催予定地だった北野天満宮を参拝。その後、同日開催された「天神さん子ども将棋大会」出場者と交流し、質問にも応じた。

 「苦手な戦型は何ですか?」。チビっ子棋士からの率直な質問に「ここでは答えにくいです」と苦笑いした。

 報道陣にも公開された質問コーナー。勝負師である以上、自らの弱点をさらすわけにはいかないが、質問にも真剣に応じたい。そこで絞り出した、「雁木とか新しい戦型が指されるようになった。それに対応していかないといけないのかなと思う」。AIの進化もあり、戦型などの技術革新は著しく、藤井といえど、日進月歩の最新型を消化していく必要に迫られる。その一例として挙げた雁木。1月、朝日杯2回戦で永瀬拓矢王座(29)に敗れた戦型で、雁の群れが斜めに連なって飛ぶ様を王の囲いに見立てた。AIの発展で「将棋の純文学」とまで称された矢倉と入れ替わるようにして優秀性が認められ、研究が進んでいた。

 「予期してない質問がきました」。そう告白したのが「明日(19日)の父の日は何をあげますか?」だった。そもそも19日を父の日と知らなかった藤井は「知ってしまったので何か用意しないといけない」。夕方からは祝賀会に出席したため、プレゼントを確保する時間的余裕があったのかは不明だが、生真面目な人柄を示すやりとりだった。

 「今の目標は何ですか?」には「一番の目標は将棋の内容を良くしていくこと」とこちらは迷いなく即答した。「内容を良くしていくことでより面白い局面に出合える」。勝敗はもちろん重要だが、高レベルのせめぎ合いにこそ醍醐味(だいごみ)を感じる。3日、永瀬に棋聖戦第1局で止められるまで継続したタイトル戦13連勝。プロとして船出した四段時代と変わらず、8割を超える高勝率を維持するモチベーションの源を示した。

 ○…祝賀会では日本将棋連盟を代表して常務理事の井上慶太九段(58)があいさつした。井上は叡王戦挑戦者・出口若武六段(27)の師匠。祝賀会で藤井に対して「“おめでとうございます”と私が言うと含みがあるようで」と笑いながら、「第3局は出口も力を発揮して藤井さんも慌てたのではないか。これまで連覇のなかった叡王戦ですが、これからも連覇を目指して頑張ってほしい」。叡王戦史上、第7期で初めて2連覇した藤井の躍進を期待した。

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