ダチョウ肥後、寺門 上島さん死去後初のラジオ生出演「2人でやっていきます 全部笑いに変えるのが芸人」

[ 2022年6月18日 05:30 ]

ラジオ局に到着した肥後克広はくるりんぱを披露(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の肥後克広(59)と寺門ジモン(59)が17日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜前11・30)に生出演した。5月11日に上島竜兵さん(享年61)が他界して以来、2人そろって生放送番組に出演するのは初めて。番組の途中にゲストで登場し「肥後です。ジモンです。くるりんぱ」と、帽子を回転させてかぶり直す上島さんの芸を交えてあいさつ。悲愴(ひそう)感は漂わせず、張りのある元気な声で、近況や上島さんの葬儀のことを語った。

 番組アシスタントの磯山さやか(38)から「上島さんが旅立ってしまいました」と水を向けられると、2人は「え~、聞いてないよォ」と定番のギャグ。上島さんの棺には十八番ネタ「アツアツおでん」にちなみ、おでんを入れたと明かした。「熱湯風呂」などのリアクション芸で人気を集めたダチョウ倶楽部らしく、上島さんを見送っていた。

 肥後は「本当ならおでんを入れて、頬かぶりをして、棺を落として(上島さんが)リアクションしないからみんなで悲しむ。でも、それはできなかった」。妻でタレントの広川ひかる(51)から「入れてください」との了承を得て、ビニールにおでんを入れて納めたという。

 現在はトリオでの仕事だったフジテレビのドラマ「やんごとなき一族」に2人で出演中。肥後は「ドラマがあったんで、ダチョウ倶楽部が解散せずに済んだんじゃないか」と感謝し「(ドラマの楽屋の)ガラスに映った2人を見て“大ボケがいない。残ったのがツッコミとジモン”」と寺門との将来に不安を感じたこともジョークで語り、パーソナリティーの高田文夫(73)らを笑わせた。

 最後に寺門は「頑張っていくので応援してください」と誓い、肥後も「熱湯風呂もアツアツおでんも伝統芸能。2人でやっていきますよ!悲しいこと、つらいこと、全部笑いに変えるのが芸人」と力を込めた。

 出演後には、局に集まった報道陣に2人そろって「ヤー!」のギャグを披露。トリオの座右の銘だった「これからも現状維持」と宣言し、上島さんの遺志を継いでいく決意を示した。

続きを表示

2022年6月18日のニュース