また…インパルス堤下 短時間に2回事故 自分で立てず意識もうろう 活動自粛 免許返納へ

[ 2022年6月18日 05:30 ]

お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦
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 お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦(44)が都内で乗用車を運転中に1日に2回、物損事故を起こしていたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。ケガ人はいないという。堤下は事故直後、自分で立っていられないほど意識がもうろうとした状態だった。所属先の吉本興業は活動自粛を発表。堤下は17年にも2度の事故を起こしており、運転免許の返納を決めた。

 捜査関係者によると、堤下は14日午後2時15分ごろ、世田谷区上用賀のコンビニ駐車場を車で出る際に、レンタル自転車の看板と接触。その直後、駐車場から片側1車線の通りに出て近くのガードパイプにも衝突した。2カ所の距離はわずか20メートルほどだった。

 事故直後を目撃した人によると、2度目の事故の現場から数十メートル先の交差点で、様子のおかしい運転に気付いた男性が車を降りるように促した。目撃者は「しばらくして運転席から降りてきたが、フラフラで自分では立てないほど。声を掛けた人に支えられる感じで、ズボンもずり落ちてしまっていた」と証言。もうろうとした状態で、パトカーや救急車が来た後も自力では歩けず、救急隊員に支えられていたという。警視庁は堤下から任意で事情を聴くなどして事故原因を調べている。

 堤下は2017年6月14日に、睡眠導入剤の影響で正常な運転ができないまま運転して事故を起こし、略式起訴処分を受けた。その4カ月後の10月にもゴミ収集車に追突する人身事故を起こした。吉本興業から無期限謹慎処分を受け、芸能活動を1年間休止。当時、運転免許取り消しの処分を受けたが、関係者によると、2年後に再取得したという。

 再度の事故を受け吉本興業は堤下の活動自粛を決定。「警察の捜査に協力し事実確認を進めている。深くおわび申し上げます」とコメントした。堤下もSNSで謝罪し、看板やガードパイプの賠償を進めるとともに「同様の事故を起こしてはならないので、運転免許は返納することとしました」とした。

 体調については触れていないが、最近人気を集めていたYouTube番組の共演芸人からは「ろれつが回っていない」などと体調面の不安を指摘されていた。

 関係者は「事故当日も具合が悪かったようです。大事故につながる可能性もあった。運転免許の返納を決めて良かった」と語った。

 ◇堤下 敦(つつみした・あつし)1977年(昭52)9月9日生まれ、横浜市出身の44歳。98年に東京4期生としてNSCに入学。同年に板倉俊之と「インパルス」を結成。ツッコミを担当する。2009、11年とキングオブコントで決勝に進出。フジテレビ「はねるのトびら」など出演。

 ≪キングコング梶原「心配」≫芸人仲間からも堤下を心配する声があがった。フジテレビのバラエティー「はねるのトびら」で長く共演し、最近もYouTube配信などでともに活動している「キングコング」の梶原雄太(41)は、自身のツイッターで「なにやってんだよ。。マジで。」とつぶやき。「連絡が取れなくて心配。事実確認はまだできていないけど…。俺は離れないぞ。」と堤下の名前は出さなかったが、心配している様子を見せている。

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