水谷豊 シリーズ開始20年!「相棒」現場で気を付けていることは「少なくとも僕はそういうつもり」

[ 2022年6月18日 18:05 ]

俳優の水谷豊
Photo By スポニチ

俳優の水谷豊(69)が18日放送のTOKYO FM「Grand Seiko THE NATURE OF TIME」(土曜後12・00)にゲスト出演。代表作である人気ドラマシリーズ「相棒」の現場で「気を付けていること」や、ポリシーについて明かした。

 俳優として映画監督として、1年の大半を撮影現場で過ごしており、それが「人生で大切にしていること」だという水谷。パーソナリティーを務める俳優で歌手の石丸幹二から、現場に向き合う心構えについて問われると、「かつては仕事をやったぶん休まないと、うまくいっても失敗しても何かしらの後遺症があった。だから癒えるまで休まないと次に行けないというような…これは若い時ですよ」と回想しつつ、「今は(後遺症が)ないんでしょうね~。こんなに現場に居続けられるというのは。また若い時は新陳代謝が激しいですから、なかなか1つのところに居られない。そういうのもあります」と明かした。

 さらに「若い時には横の振り幅を欲しがりますけど、だんだん奥に何かあるんじゃないか?とそっちに変わってくる。同じようなことをやっているようだけどこれは違うんだと。もっと奥にいったら何かあるんじゃないか?というふうになってくる」と言及。「だからあえて振り幅で変えなくても、まだまだ分かんないことがたくさんあるんだ!って現場に居られるようになってくる。『相棒』もそうです。自分にとって現場っていうのうはそういうふうに変わってきて…不思議なものですよ。年齢で興味の持ちかたがいろいろ変わってくるのかもしれませんね」と分析した。

 代表作の「相棒」シリーズは放送開始から20年目を迎えた。スタッフと共に育んできた“チームプレイ”について、「長くやるということはある意味、仲良くなり、とても結構なことだけど、油断すると気を付けなきゃいけないのは“なあなあ”という言葉がありますけどね」と水谷。「“なあなあ”になって決して良いことは起きないんです、この撮影の場合って。というのは相手を許し過ぎちゃうんです。仲良くなっている感覚が相手を許しちゃう。本当はお互いがそれぞれを好きになったら、好きな人の前では恥ずかしいことは出来ないほうに行ってくれれば良いんだけど…」と具体例を挙げつつ、「多分、長く続くということは、そういうことが出来ているんだろうなと思うんですよ。“なあなあ”ではなく…好きな人には、恥ずかしいことをしたくないというような、少なくとも僕はそういうつもりでいるんですけど」と、笑いながら打ち明けた。

続きを表示

芸能の2022年6月18日のニュース