武田鉄矢、金八が卒業生1人1人に贈る言葉の熱量は大スターのおかげ

[ 2022年4月23日 16:40 ]

俳優の武田鉄矢
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 俳優武田鉄矢(73)が23日放送のカンテレ「おかべろ」に出演し、主演ドラマ「3年B組金八先生」シリーズでの熱演の裏に、ある俳優の影響があったことを明かした。

 同シリーズでは、金八先生が卒業式で各生徒に“贈る言葉”が欠かせない。「(シリーズ)後半では名物になったけど、40分のアドリブ」と語る通り、武田自身が考えた言葉を贈るドキュメンタリーのような回になる。同シリーズファンの岡村隆史は「好きな人はみんな知ってるけど、金八先生が泣いてる、生徒が泣いてる。同時にカメラさんも泣いてる。画面が揺れてるのよ」と熱弁した。

 「そこまで熱量を上げて演じなければいけないんだ、と初めて教えてくれたのは高倉健だよ」と武田。自身の俳優デビュー作「幸福の黄色いハンカチ」(77年)で共演した大スターの名を挙げた。

 映画のラストシーンで涙が出ずに困っていると、高倉さんが「長いロケご苦労さま。よく頑張ったな。しばらくお別れになるけど、東京戻っても体に気を付けるんだぞ」と握手をしてくれた。途端に「まあ(涙が)出るわ、出るわ!」と問題が一気に解消したという。

 「撮影自体が良い思い出になるように、お互いに心をプレゼントし合う。高倉健というのはそういう人でしたよね」と回想。その経験から「30人の子を預かって、後にどこの職場に行こうが、金八での6カ月は自分たちの楽しい中学生活だったという思い出を握らせてあげたい」と、金八先生に熱量を込めた意図を語った。

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2022年4月23日のニュース